初心者的ぼーびろく

沼にはめられた20歳女子 @kiminoseidatta

KinKi Kidsに銀魂から沼る

初心者ぼーびろく

某マンガの映画の前売りが自分で捌ききれず、友人に友達と見てきてと渡した。
その友人がお返しに、と銀魂のチケットをくれた。
そこが沼だった。

見た感想は「生足エロい」だった。
身も蓋もない!けどみんなそんな感じだった。

最後のワンシーンでほとんど飛んでしまったものの、目がすごいなとも思った。目線ひとつ、瞬きひとつでここまで表現するのか、と目フェチの私は思った。そして剛さんからキンキにまで興味を広げることになる。そして帰りにふらりとよったタワレコで新曲のシングルを買った。
ねえ、ジャニーズってこんなに歌上手いの?、大変失礼ながらそう思った。

何を隠そう、三次元の人が気になったのは初めてである。どうしたらいいのか分からず、友人に助けを求めた。沼に足を突っ込んだ瞬間だ。

前置きとして、私はジャニーズというものに触れずに育ってきた。キンキのデビューと同い年の二十歳である。小学校でジャニーズどのグループが好き?でキンキがあまり上がらなかった世代だ。唯一答えてたあのこ今なにしているんだろう。

嵐で誰が好き?に答えられず嵐のメンバー名を覚えさせられた小学校。中学校に上がるとジャンプにどっぷりになり、テレビをアニメしか見なくなった。ジャニーズが好きという友達もいなかった。

そんな奴が気になりすぎてネットを漁り続け、ファンに引き、とりあえず買ったCDにコンが入っていたという奇跡をおこし、気がついたらファンクラブに入っていたというド新規が自らの戒めを含めて、今の気持ちを忘れないでいたいな、というぼーびろく。
他人の気持ちは考えてないです。

①足を引っかけられ沼に顔から墜ちる

高杉剛ええな~の気持ちと気持ちが高ぶって新曲を買ってしまったとチケットをくれた友人に軽率に話した。即ビデオが送られてきた。
「薔薇と太陽」である。ずるい。シャルドネずるい。それを一時間ほど見ていた。すごい、二人ともエロい。そんなとき他ジャンルにも関わらずTLに#動画だけでキンキ沼~みたいなやつが流れてくる。(のちにこれ違法なんだよなぁ~!というジレンマに襲われる。昔の画像や動画を合法的に見たい!!)
そこで私は打ちひしがれ事件を知る。ねぇ、あの剛さんと光一さんの笑顔可愛すぎない??あざとすぎない??あの素の感じずるいでしょ。

顔から沼に落ちた。


②キンキ沼の洗礼をうける。(オンリーというものの存在)

剛さんがかわいい、光一さんがカッコいい、キンキすごい、という勢いのままキンキについて調べ始める。そこで光一さんがエンドレスショックなる舞台をやっていること、剛さんがファンク系の音楽をやっていることを知る。いやあのほんと興味ないひとはないから。ごめんなさい。

そこでオンリーなるものの存在を知る。常識でしょ?と思うかもしれないが、沼に落ちる前は同人誌即売会だとしか思えなかった。そしてその流れで光一さんオンリーのブログを覗いた。あ~この文字の書き方タイムラインにたまに回ってくる厄介な同担拒否の人に似てるわ笑 と思った。笑えたのははじめだけだった。アンチ+オンリーでアンリー、との初めての出会いである。合わせた人すごい、分かりやすい。
(追記:とはいえ、タレント名+アンチ+オンリーって冷静に考えると意味わからないな?でもそれが当然のように通じる界隈になってしまっている)


よくここまで好きな人の相方を貶められるな、というのが最初の印象だった。しかし、これのすごいところ、怖いところ、あながちまちがってもいないんじゃないかと新参に思わせる力があるところであると今思う。

何故か、荒唐無稽であると頭の正面では思うのに、本人が真面目に思ってしまっているが故、見ている側にもそうなのかもしれないと勘違いさせる力があるのだ。とはいえぶっちゃけここで引き返せたら今私はこんなことを書いていないし、キンキに深入りすることもなく、怖いジャンルだった~終われたのだ。

ただ私は不謹慎なことに、剛さんオンリーまたはってどうなんやろと探してしまった。探して思ったのは剛さんオンリーおとなしいな、ということときちんと引っ掛からないようにしてる剛さんオンリーすごいな、ということである。光一さんアンリーはキンキを調べるとすぐに上に出てくる。あの配慮のなさだよ。対比としすごいと思った。この時点まではジャンル外の野次馬である。元気。

おら、ソースだしてから言え?とネットをひたすら漁った。見た。
言葉は放たれた瞬間から曲解されていくものだということは知っていた。けれどここまでとは思ってなかった。

いや、彼らは、踊りや歌での表現はすごいけれど、歌詞も伝わりやすくしているけれど、言葉が不器用すぎる。そりゃ曲解もされるわ。
そう思った。

でも、だからこそ、ファンが、支えてきたのだと思う。

ところで、なんで同担拒否の方々ってあんなにテンプレートでも使ってるかのような文字の打ち方するの?やっぱりあるの?✨❤💪みたいなやつ。
あと、アンリーの方で同担拒否してない方多いなとおもったけれどキンキってそれぞれ相方が強火担当みたいなところがあると、勝手に思っていたのでやっぱり同担拒否なのかな。


③近所の中古屋でCDを手に入れたらDVDがついてきた

その流れできちんと曲が聞きたくて、CDが欲しくなってブックオフに足を運んだ。これまで私が買ったCDは推しのシングルキャラソンだけである。予備知識なんてなかった。そして探しても探してもなぜかあるのがNアルバムだけ。そして、アルバムなんて買ったことがなかった私は2500円ほどすることにためらい、結局買わなかった。そう買わなかったのだ。
……まあ三日後に4200円のアルバム買うんですけどね。笑うわ。

それでもきちんとアルバムが聞きたかった私はふらりと近所の中古屋に立ち寄る。これが運命だった。お給料日前でお金のなかった私は棚をみて意外とかかるな~と悩んだ。いや借りろよという話になるのだが、諸事情(書類とめんどくささ)で借りられない。そして買うほうが、という心である。

そしてアルファベットが並ぶなか、少し浮いたΦというものを発見する。空集合ってどういうこっちゃ?と思い、裏を見ると友人にごり押しされた銀色信号、そしてわたしの産まれ年の曲名。ほう、と思って値段を見るとまだ手が出せた。ここの奇跡は私が相場を知らなかったからだと思う。まだ手が出せた、そう、39コンのDVDが付いていたから多少高くなっていただけで通常盤ならもっとお手頃だった。この時点では初回限定盤とかしらなかったのである。あったら安い方をかっていただろうから、運がよかった。(飛んでいく金と時間を思えば運が悪かったのかもしれないけど楽しいからしかたない)

なんで二枚入ってんの?子供のようにワクワクした心が押さえきれずビリビリに破いたビニールが辺りに散らばる中、首をかしげた。まあいいかとBlu-rayレコーダーに放りこんだ。(音楽プレイヤーを持っていない辺り今まで音楽にふれてこなかったのがわかる)そしたら流れ出してきたのはライブの光景だった。すごい。その一言だった。ぼーっと全部見続けて、間にはいる真面目な二人のトーク、けど所々放りこまれるギャグに圧倒された。

なんで私はもっと早くに出会えてなかったのだろうか。

④気がついたらファンクラブに入っていた

ここが沼だ。確信した私は何かをしたかった。ヲタク特有の変な行動力の成せた技だ。
ただここで大きな問題があった。そう、私を沼にはめたお友達はいわゆるお茶の間ファンで、コンサートには行ったことがないし、ファンクラブにも入っていないというのだ。正気か? よくも道連れにした上でそんなことが言えたな?とかも思ったが私はそれよりもファンクラブがあるのか!と驚いた。
いやあのほんとジャニーズとか三次元のアイドルに疎いんです。
そして、お布団でごろごろしながらファンクラブに申し込み、ペイジーで支払いをした。所要時間約3分である。皆さんの言う払い込み用紙に書いたことがないので、コンサートのときを楽しみにしている。

⑤これから私は何をしたらいいの?
教えてエロ……、偉い人!
ファンクラブ入った勢いで同じ中古屋に行き外装がおしゃれで気になっていた4200円のアルバムを買った。そう、KアルバムのMV付である。見た。心臓がもたない。

二人ともすごいな!エロいな!ダンス上手い!ギターすごい!エロい!刹那的!世界観がやばい!

KinKi Kids すごい!

次の目標はコンサート参戦だし、ライブのDVDを買うのは義務だと思っている。お給料日はよこい。

纏めると、このKinKi Kidsというアイドル、すごい。人を引き付ける力がある。なにより、お互いを思いあっているのが伝わることがすごい。二人とも不器用(言葉を尽くしすぎる、言葉を表に出さない)ということもあるけれど、それによって思うこともあるけれど、アイドルってすごいな。